継続教育

認知症は、記憶障害や理解力の低下、見当識障害などによって、日常生活に支障が出る病気です。
認知症の方は生活環境の変化に適応する力が弱いため、入院をきっかけに症状の発症や興奮・不眠・抑うつなどの行動心理症状（BPSD）が悪化することがあります。加えて、認知症の方はせん妄を発症しやすいといわれており、入院期間が長くなるだけでなく、転倒や点滴などのルート抜去等を起こしやすいといわれています。
私は認知症看護認定看護師として、認知症の方の持てる力を引き出し、その人らしく生活を送るためのケアや環境調整を行うことで、入院生活を安心・安全に送ることができるように、病棟スタッフや多職種の方々と連携・協働したいと思います。
また、認知症の方だけではなく、ご家族や地域のみなさんへの支援も行い、認知症の方を地域で支えることを目標に活動していきたいと思います。

2023年７月から３階病棟で勤務している北澤です。
認知症看護認定看護師を取得して６年目になります。
わが国の認知症高齢者の数は２０２５年には７００万人、６５歳以上の高齢者の約５人に１人に達することが見込まれています。今や認知症は誰もが関わる可能性のある身近な病気です。
入院されてくる認知症をもつ患者様が少しでも穏やかに療養生活を送れ、できる限り住み慣れた環境に戻ることが出来るよう支援させて頂いています。
また認知症看護は一人で出来るものではないと日々感じています。
患者様に合わせた個別性のあるケアが出来るよう取り組んでいきたいと思います。何かありましたらお気軽に声をかけてください。

地域のみなさま初めまして。
緩和ケア認定看護師の小野沢美咲と申します。
緩和ケア認定看護師とは、がんなどの重い病を抱える患者さんやそのご家族お一人お一人の身体のつらさや心のつらさなど様々なつらさを和らげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケアのことです。そのため、緩和ケアは積極的な治療と並行して行われるケアとなります。私はこの地域の方々がその方々にとっての大切な時間を安心して過ごせるよう、お話し、一緒に考えていきたいと思っています。お気軽にお声掛けくださいね。
どうぞ宜しくお願い致します。

感染管理認定看護師の役割は、患者さんはもちろんのこと、面会の方、職員など院内すべての方を感染から守ることにあります。
具体的な活動は、院内感染制御チームに所属し、感染症発生状況の監視、院内ラウンドを行い感染対策の遵守状況について確認しています。
また、職員や院外の方からの感染対策についての相談を受けています。
さらに、感染対策について年に数回の研修会を計画し実施しています。
感染対策についてなにかありましたらお声がけください。

訪問看護は、生活の場での看護の提供であり、利用者・家族の意向が最優先になります。それぞれに生活スタイルがあり、価値観もさまざまです。
その方々の思いに寄り添い看護を提供することができる、それが訪問看護の醍醐味であり、やりがいであると思っています。
当ステーションでは障害を持つ小児が成長していくための看護、精神科訪問看護、神経難病の看護、終末期や自宅での看取りを希望される方が安楽に大切な時間を送るための看護など対象者は多様です。
本人と家族が主体となって住み慣れた地域や家庭でその方らしく暮らし続けられるよう、療養生活を支えています。
病院、施設、在宅のどこにいても切れ目のない看護を提供するために、病院と地域のつなぎ役となるよう訪問看護認定看護師としての役割を果たしていきたいと思います。

実施できる特定行為

• 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
• 脱水症状に対する輸液による補正
• 感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与

今後の活動について
今年の6月に特定行為研修を修了しました。現在、感染管理認定看護師として感染対策チーム、抗菌薬適正使用チームに所属し医師、検査技師、薬剤師とともに活動しています。
今後は特定行為を活かして、入院中の発熱患者さんへの対応等を行い、院内・地域にさらに貢献していけるようにしたいと思います。