呼吸器科
診療概要
- 現在信州大学医学部附属病院呼吸器内科より、毎週水曜日に非常勤医師による、外来診療を行っています。
- 「呼吸器」とは、鼻、口、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺、それから、肋骨、横隔膜などから構成される胸郭などを含みます。
咳、痰、息切れ、胸痛などの症状を認めた場合や、健康診断で胸部X線の異常を指摘された場合には、お役に立てることがあるかもしれません。鼻腔、口腔、咽喉頭の異常に関しては、耳鼻咽喉科領域と重なりますので、そちらとも協力して診療を行っていきます。 - 信州大学医学部附属病院 呼吸器内科
呼吸器内科の検査に関して
- 胸部X線、CT
肺や縦隔、胸膜の異常の有無を診断するための基本的な検査です。 - 肺機能検査
肺活量を調べたり、「一秒量」といって一秒間に吐き出せる呼気の最大量を測定したりします。息が切れたり、のどもとがぜいぜいいったりする病気は、気管支喘息や慢性肺気腫など色々ありますが、これらの疾患の診断や、治療効果の判定に有用です。 - 気管支内視鏡検査
胃内視鏡検査は(いわゆる胃カメラのことです)、人間ドックなどで普通におこなわれている検査ですので、皆さんにもなじみが深い検査と思います。
胃カメラが食道・胃・十二指腸を観察するのに対して、気管支内側鏡検査は、気管・気管支を観察します。直径5mm前後の細い管状の軟らかいカメラを鼻または□から挿入します。
検査中に咳が出たり苦しくなったりしないように、検査前に注射とのどの局所麻酔をおこないます。肺癌や、肺線維症などのびまん性肺疾患の診断に、この検査は欠かせません。また、気道異物の除去に用いることもあります。