院長挨拶

国保依田窪病院 院長 三澤 弘道

国保依田窪病院 院長 三澤 弘道

 昨年は一言でいうと『新型コロナウイルスに世界中が翻弄された1年』でした。世界で7600万人以上の方がこのウイルスに感染して、160万人を超える死者が出ています。諸外国に比較すると日本はこのウイルスによる被害は少ないですが、経験したことのない勢いで拡散していることは事実でした。飲食業や旅行業など大きな打撃があり、生活に困窮している方も増加してきました。とはいえワクチンも使用開始となり、様々なデーターが集まってきており、終息する目途がつくことを祈っております。当院としては、感染予防対策を徹底し、病院経営を安定化することには変わりはありません。

 さて、昨年は平成14年に決められた病院理念を『地域に密着した心あたたかく、安全で質の高い医療を実践します』に変更しました。私は昭和61年に着任してから、田舎でも都会に負けない医療が受けられるようにしようということで職員の協力の下日々努力してきましたが、医療体制が変化し、特定の疾患は高機能病院しか治療が受けられなくなってきました。高齢化が進行していくつかの病気を合併して、急性期治療後早期に自宅に退院できない患者さんも増えてきました。そこで4月から回復期の治療を行う病棟を2病棟(地域包括ケア病棟)、急性期病棟1病棟の体制にいたしました。医師、看護師、リハビリ科職員、事務職員が総力を挙げて準備して、運営してきました。当院や他院での急性期治療が終了して回復期のリハビリが必要な患者さん、自宅療養が諸事情で困難となり一時的にお預かりする入院(レスパイト入院)、短期入院治療(白内障や手外科手術)の方が入院されました。国の地域医療構想に則り、粛々と進めてきました。

 次に内科の常勤医師が5名体制となり、信州大学、諏訪中央病院、佐久医療センターなどの応援で病院機能を維持することができました。コロナ禍ではありますが、整形外科手術の増加、内科医師との連携体制の強化により、前年度より病院の入院収益が改善しました。他の病院はコロナウイルスの影響で10%程度医業収益が減少して経営が厳しい状態となっておりますが、依田窪病院では多くの職員の頑張りで経営改善がなされました。

 今年は私にとって病院長として20年目という『節目の年』になります。病院の最高経営責任者として、院内の組織改革、ICT化、そしてワークライフバランスの推進などを積極的に行い病院は大きく発展してきました。しかし、最も私が疲弊したのは、医師確保でした。初期医師研修制度が変更されて以来、何とか医師を確保して病院を守ることを考えて働いてきました。昨年から充実傾向がありましたが、今年は更に内科や小児科医師が増えて診療内容が充実できると考えています。防戦一方の地域医療から、攻めに転ずることができそうです。丑年はこれから発展する前触れ(芽が出る)というような年になると言われています。免許証を返納して運転ができなくなり病院への通院が困難となる方が増加しています。現在地域ケア科(仮称)の準備をしています。病院からご自宅まで往診に行ける体制を拡充して、地域の皆様が安心して暮らせるようにしたいと思います。和田診療所の充実、武石診療所との連携強化などに加えて、学校や一般の保健予防活動を更に充実できると思います。

 今年も職員一同、更なる発展を目指して頑張ります。コロナ禍が終息して、平穏な暮らしができる年になることをお祈りして、新年の挨拶とします。

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