放射線科
目次
概要
平成16年 | 院内をデジタルネットワークで結び、フィルムレス化を行いました |
平成17年 | 乳がん検診に対応したマンモグラフィシステムとデジタル処理システムを導入しました |
平成19年 | 血管撮影装置(シーメンス社 FPD方式)を更新しました |
平成22年 | マルチスライスCT(東芝 64列128スライス)を更新しました |
平成23年 | MRI装置(シーメンス社 1.5T)を更新しました |
平成25年 | X線TV(透視)装置(日立 FPD方式)を更新しました |
平成26年 | X線TV(透視)装置(東芝 FPD方式)を更新しました |
平成27年 | マンモグラフィ装置(日立 FPD方式)・一般撮影装置を更新しました |
令和3年 | マルチスライスCT(シーメンス社 64列)を更新しました |
令和4年 | 多目的X線TV装置(CANON FPD方式)を導入しました。 |
モットー
安心して安全な検査・撮影を行うよう常に心がける
装置紹介
- X線一般撮影装置(FPD式)・・・2台
- X線TV(透視)装置(FPD式)・2台
- 骨密度撮影装置
- マルチスライスCT(64列)
- ワークステーション(3D作成用)
- MRI装置(1.5T)
- 多目的X線TV装置(FPD式)
- 外科用イメージ(手術室)・・・3台
- 乳房撮影装置(マンモグラフィ)
- ポータブル撮影装置・・・2台
- デジタルネットワークシステム
スタッフ
- 診療放射線技師 6名
- 助手 1名
検査概要(2023年度検査件数)
- 一般撮影 19,845件
- CT 3,928件
- MRI 2,101件
- 造影検査 631件
- マンモグラフィ 364件
放射線に関するQ&A
- Q1 エックス線とレントゲン?
レントゲンとは、エックス線を発見したドイツの物理学者の名前です。
X線発見当初、多くの学者は彼の発見をたたえ、レントゲン線と呼びました。
すなわち、レントゲン線といえばX線(エックス線)のことですが、放射線業務の中では、誤解のもととなるのでレントゲンとはいわずに正式にはX線といいます。 - Q2 小児のX線撮影は、体に影響ないの?
小児の撮影の場合、生殖腺にX線をなるべく受けないように撮影方法に工夫をしていますので、ほとんど影響はありません。
たとえば、股関節撮影時には、生殖腺にプロテクター(鉛の入った防具)をつけて撮影します。 - Q3 妊娠中のX線検査は大丈夫?
妊娠の時期と検査部位により異なりますが、一般の検査では胎児への影響はほとんどありません。
妊娠の可能性がある場合は、医師とよく相談してください。
最新鋭の64列CT導入
令和3年3月にマルチ スライスCT(64列)導入により、従来機では不可能だった心臓CTが可能になりました。
導入したのはシーメンス社製の「SOMATOM go.Top」で、整形外科、外科、内科の検査は、従来機でも検査自体はできましたが、画質が悪かったり、多層撮影が難しかったりしたため、新機種導入により検査精度を向上させることができました。
マンモグラフィについて
当院では、平成17年10月に乳がん検診に対応した最新鋭のマンモグラフィシステムとデジタル処理システムを導入しました。
これらの装置は、乳房の微細な病変を鮮明に映し出すことができ、乳がんの早期発見に威力を発揮します。
当院ではNPO法人「マンモグラフィ検診精度管理中央委員会」の認定医師1名と認定女性技師1名による検診体制を整えております。
※平成27年にマンモグラフィ装置の更新を行いました。
- マンモグラフィのススメ!
日本人の女性では、乳がんの発病率が胃がんを抜いて第1位となっています。統計的に言いますと30人に1人の割合で乳がんにかかっている結果が出ています。
乳がんは食事の洋風化や出産年齢の高齢化に伴う女性ホルモンとの関連が大きいことがわかってきました。
乳がん治療の決め手は、早期発見、早期治療です。 - 「マンモグラフィによる乳がん検診」とは?
当院では従来から、視触診による乳がん検診が行われてきました。
しかし、視触診のみによる検診は「有効性を示す根拠は必ずしも十分でない」と旧厚生省「がん検診の有効性評価」研究班より報告がありました。
これにより平成20年度に40歳以上の女性に対して、2年に1回マンモグラフィによる検診を推奨しています。 - マンモグラフィとは?
マンモグラフィとは、乳房のX線撮影のことです。
乳房は全体が柔らかい組織でできているため、普通のX線撮影とは違い、専用の撮影装置を使用します。
また、女性特有の検査ということで、当院では女性の放射線技師が撮影にあたっています。
※ご不明な点がありましたら、遠慮なくお申し出ください。